子どもの失敗への対応
長女が小学2年生の頃のお話し。
夏休みが終わり、夏休みの宿題はすべて提出したと思っていました。
しかし、ある日、学校から帰ってくるなり、
「今日までに出さないかんやつがあったむっ」
とふてくされたご様子。
「何を出さなきゃいけなかったの?」
と聞くと、
「読書感想文!」
と不貞腐れたご様子。
読書感想文は出したと思っていました。でも、作者が書いてなかったから再提出で、そこからずっと出すのを忘れてたんだって…(汗)
そんな娘に対し、そんな単純なことなんでやってないの!と怒りが込み上げてきて、責め立てるように私の口から次々と言葉が出てきます。
でもね、途中で我慢しました。
娘はそのことですでに嫌な思いをしている。
親が怒ったら、更に嫌な思いをするし、親が怒る行為はこの子のためにならないから、今は娘に共感してあげるべきだと。そんなふうに思え、こう伝えました。
「それは嫌な思いをしたね。他にも出していない子はいたの?」
「わたしだけ(泣)」
「そっか、それは辛かったね」
気を許した娘は更に教えてくれます。
「あと、鍵盤ハーモニカも忘れた(泣)」
その日の朝、持って行かなきゃと言っていたのに忘れていく…、何やってるの!と腹が立つんだけど、ここでも共感。
「そうなのね。次の日の持ち物は忘れないようにランドセルと一緒においておくといいよ」
長女はカバンの用意をし、ちゃんと鍵盤ハーモニカをランドセルの横に置いてました。
嫌な出来事からは、学べることが沢山あります。
子どもは失敗の天才
失敗を責めては、子どもの心に更に深い傷をつけるだけで、何の成長にも繋がりません。
親の役目はダメだしをすることではなく、子どもがよい方向へ進むよう導いてあげること。
どうしたら考えて行動できる子になるのか。
どうしたら困難を乗り越えていける子になるのか。
どうしたら前向きな子になるのか。
全部、親の言葉がけ次第です。
子どもも親も日々成長。
子育ては、ちょっとのコツで楽に楽しくなるものです。
多くのママがmama育を学べる機会を増やしたい。
投稿者
毛利 理恵
NPO法人日本ウーマンプロジェクト
理事長
幸せ育児の輪を広める
1977年8月生まれ 岐阜市在住
2004年1月 長女出産
2008年2月 次女出産
2011年4月 メンタルサロンなごみ空間 開業
2016年1月 ウーマンプロジェクト 始動